PC値上げはいつから?10月の「メモリ爆騰」がノートPCもミニPCも高くする理由(価格推移つき)

経済
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(最終更新:2025年12月22日)

10月。いつもの感覚でメモリの価格を見に行ったら、目が止まりました。
「高いな」じゃない。“空気が変わった”ってやつです。

それまで当たり前だった16GB×2のキットが、気づけば別物の値段。
そして今は、メモリだけじゃない。SSDも、完成品PCも、じわじわ(あるいは一気に)押し上げられています。

この記事では、検索でよく見かける疑問――

  • pc 値上げ いつから始まった?
  • pc メモリ 値上げはなぜ10月以降に急騰した?
  • ノートpc 値上げミニpc 値上げドスパラ ゲーミングpc 値上げは避けられない?
  • dell pc 値上げは何が起点? pcデポ 値上げで探す人は何に注意すべき?
  • パソコン 値上げ 2026はどこまで行く?
  • pc 価格推移pc値段推移から「買い時」をどう決める?

――を、できるだけ生活者目線で、でも事実ベースで整理します。

ABEMA
  1. 結論:今回のPC値上げ、主犯は「メモリ(DRAM)」です
  2. pc 値上げ いつから?体感が変わったのは「2025年10月末〜11月」
  3. pc メモリ 値上げ:なぜ10月以降に急騰したのか(“原因はひとつ”じゃない)
    1. 理由①:AI向け(HBM)に生産リソースが寄って、PC向けDDRが相対的にタイトに
    2. 理由②:Micronが“値上げモード”に入った(3月の値上げ通知が伏線)
    3. 理由③:Samsungも“契約価格を引き上げた”と報じられ、市場の基準値が上がった
  4. pc 価格推移/pc値段推移と、pc メモリ 値上げの流れを「時系列」で整理
    1. メモリの価格推移(2025年秋〜冬):10月まで静か → 11月に急騰 → 12月に全面高騰
    2. PC本体の価格推移:メモリほど“即日で跳ねない”が、上位構成から確実に効く
    3. 結局、pc値段推移で「買い時」をどう決める?(迷ったらここだけ)
  5. メモリ以外にも効いている:SSD(NAND)も上がっている
  6. メーカー別:dell pc 値上げは“RAM/SSD多め”ほど直撃しやすい
  7. 国内大手も例外じゃない:2026年1月からの値上げ(価格改定)が現実に
  8. NEC・富士通・dynabookは?(値上げ“断定”はせず、起きやすい条件を整理)
  9. 販売/店舗の見え方:ドスパラ ゲーミングpc 値上げ/pcデポ 値上げ をどう読む?
    1. ドスパラ ゲーミングpc 値上げ:起きやすいのは「上位構成からの上振れ」
    2. pcデポ 値上げ:完成品だけでなく「増設・修理・周辺」まで波及しやすい
  10. カテゴリ別:ノートpc 値上げ/ミニpc 値上げで「後悔しない」チェックポイント
    1. ノートpc 値上げ:見るべきは「16GBの維持」と「SSD容量の下振れ」
    2. ミニpc 値上げ:高コスパ構成(32GB/1TB)が“そのまま値上げに直結”する
  11. 2026年はどうなる?パソコン 値上げ 2026 の現実的シナリオ
  12. 今できる現実的な対策(煽らず、損を減らす)
    1. 1)買い替えなら「メモリだけは妥協しない」
    2. 2)自作/増設は「型番固定」ではなく「条件固定」で探す
    3. 3)セール狙いは「本体値引き」より「構成アップ無料」を見る
  13. FAQ(よくある質問)
    1. Q1. pc 値上げ いつから本格化しましたか?
    2. Q2. pc メモリ 値上げはいつ落ち着きますか?
    3. Q3. ノートpc 値上げが怖い。いま買うなら何GB?
    4. Q4. ミニpc 値上げは特に何が痛い?
    5. Q5. ドスパラ ゲーミングpc 値上げが来たらどう見極める?
  14. 情報ソース(権威・一次情報)

結論:今回のPC値上げ、主犯は「メモリ(DRAM)」です

結論から言うと、今回の値上げの中心はDRAM(RAM)です。
PC Watchの特集では、DDR5-5600の16GB×2が約2.8倍という衝撃的な水準が示されています(タイミングも“10月まで横ばい→11月から急騰→12月に全面高騰”が分かる形)。

たとえばCrucialブランドの例では、原稿執筆時点で16GB×2が約5.3万円、32GB×2が約10万円、48GB×2が約18万円といった水準まで跳ねたことが取り上げられています。

出典:PC Watch「メモリ価格が2.8倍に爆上げ。SSDも合わせて高騰中」

pc 値上げ いつから?体感が変わったのは「2025年10月末〜11月」

「pc 値上げ いつから?」の答えを、感覚ではなく推移で言うなら――
“10月までは大きな値動きが少ない → 11月に一気に上昇”です。

PC Watchの別特集では、2025年10月までは大きな値動きがない一方で、2025年11月に一気に価格が上昇した、と明確に整理されています(グラフ化あり)。

出典:PC Watch「買い時を逃したかも……。メモリ・SSD・HDDが高騰」

さらに秋葉原の相場記事(AKIBA PC Hotline!)でも、12月時点でDDR5中心の高騰が続いていることが報告されています。

出典:AKIBA PC Hotline!「DDR5を中心にメモリの暴騰が止まらず…」

pc メモリ 値上げ:なぜ10月以降に急騰したのか(“原因はひとつ”じゃない)

10月以降の急騰は、「需要が増えたから」だけでは説明しきれません。ポイントは供給側の都合です。

理由①:AI向け(HBM)に生産リソースが寄って、PC向けDDRが相対的にタイトに

いまメモリ各社は、AIデータセンターで使うHBM(High Bandwidth Memory)が高収益で、そちらを優先しやすい状況です。
Micronは、AI需要による供給逼迫が2026年を超えて続く可能性に触れており、需給タイトが構造化していることが示唆されています。

出典:Micron公式(2025/12/3)
The Verge(Micron:不足は2026超えの見立て)

理由②:Micronが“値上げモード”に入った(3月の値上げ通知が伏線)

メモリ高騰は、10月に突然始まったわけではありません。
Micronは2025年3月25日に顧客へ価格上昇の書簡を送り、翌26日に公式IRでその事実を認めています。
これは「供給側が値上げフェーズに入った」ことを示す、かなり大きいサインです。

出典:Micron公式(2025/3/26)
TrendForce(Micronの値上げ通知の整理)

理由③:Samsungも“契約価格を引き上げた”と報じられ、市場の基準値が上がった

さらに決定打になりやすいのが、上位メーカーの値上げです。Reutersは、Samsungがメモリ価格を最大60%引き上げたと報じています。
契約価格が上がると、店頭のスポット価格も「それでも売れる値段」に寄りやすくなります。

出典:Reuters(Samsungの値上げ報道)

pc 価格推移/pc値段推移と、pc メモリ 値上げの流れを「時系列」で整理

「いま何が起きてるの?」を一発で理解するには、メモリ(DRAM)の値動き → PC本体(完成品)の値動きの順で見るのが一番早いです。

メモリの価格推移(2025年秋〜冬):10月まで静か → 11月に急騰 → 12月に全面高騰

PC Watchの特集では、2025年10月までは大きな値動きが少ない一方で、11月に一気に上昇し、12月に入って影響が広がった流れが整理されています。さらに別特集では、DDR5メモリが約2.8倍に跳ねた例も示されています。

出典:PC Watch(10月まで横ばい→11月上昇の整理)
PC Watch(メモリ価格2.8倍の例)

体感で分かる:メモリ価格の動き(イメージ)

9月:落ち着いている

10月:横ばい(まだ静か)

11月:上昇(体感が変わる)

12月:高騰(“別物”になる)

※バーは「雰囲気を掴むためのイメージ」です。実数の目安は出典記事をご覧ください。

PC本体の価格推移:メモリほど“即日で跳ねない”が、上位構成から確実に効く

PC本体(完成品)は、メモリみたいに相場が毎日そのまま反映されるわけではありません。
ただし、部材高騰局面では「上位構成(メモリ多め/SSD多め)から先に」値上げ・実質値上げが出やすくなります。

  • セールが弱くなる(クーポン/ポイント還元が縮む)
  • 同価格で中身が落ちる(16GB→8GB、1TB→512GBなど)
  • “同じシリーズ名”でも価格が上がる(モデルチェンジ時の再設定)

実際、法人向けではDellの値上げ準備が報じられ、国内でもマウスコンピューターが2026年1月以降に順次価格改定(値上げ)を明らかにしています。

出典:Business Insider(Dell値上げの背景)
PC Watch(マウス:2026年1月から順次値上げ)

結局、pc値段推移で「買い時」をどう決める?(迷ったらここだけ)

値上げ局面で後悔が多いのは、価格だけで比較して「メモリ/SSDが足りないモデル」を掴むパターンです。
なので、買い時判断は次の順で決めるのが安全です。

  1. 最低ラインを固定:ノートPCなら16GB/512GB、長く使うなら32GB/1TB
  2. 同条件で比較:メーカー/店舗を変えても「中身が同じ」か確認
  3. 値引きより構成を見る:値引きが弱い時期ほど、構成維持のほうが価値が出る

IDCは、メモリ不足が強まると2026年のPC平均価格が最大8%上がり得るというシナリオを示しています。

出典:IDC(メモリ不足とPC/スマホ市場の影響)
Tom’s Hardware(IDCシナリオ報道)

メモリ以外にも効いている:SSD(NAND)も上がっている

もうひとつ見逃せないのがSSDです。
TrendForceは、2025年4QのNANDフラッシュ契約価格が平均5〜10%上昇する見通しを示しています。
いまは512GBではなく1TBが主流になってきたので、SSDのコスト増は完成品PCに効きやすい。

出典:TrendForce(NAND:4Q25に平均5–10%上昇見通し)

メーカー別:dell pc 値上げは“RAM/SSD多め”ほど直撃しやすい

dell pc 値上げで検索する人が増えた背景には、法人向けを中心に「値上げが具体化した」ニュースが大きいです。
複数報道では、Dellが2025年12月17日以降、法人向け製品で値上げを進める動きが取り上げられ、特にメモリ・ストレージ構成が大きいほど影響が大きいとされています。

出典:Business Insider(Dell値上げの背景)
TechRadar(法人向け価格改定の整理)
PC Watch(大手各社の値上げ予告)

国内大手も例外じゃない:2026年1月からの値上げ(価格改定)が現実に

「海外メーカーだけの話でしょ?」と思いがちですが、国内でも動きが出ています。
マウスコンピューターは2025年12月16日、受注急増やパーツ不足により一部製品の販売停止・出荷遅延が出る見込みだと説明し、あわせて2026年1月以降に順次、価格改定(値上げ)を実施予定であることを明らかにしました。

出典:PC Watch「マウスが一部販売停止&1月値上げを発表」
価格.comニュースリリース(同件の整理)

NEC・富士通・dynabookは?(値上げ“断定”はせず、起きやすい条件を整理)

ここ、気になる人が多いポイントです。
結論から言うと、2025年12月22日時点でNEC(LAVIE)/富士通(FMV)/dynabookが「2026年1月から値上げ」と公式に明記した告知は、マウスのような形では確認できません。

ただし、だからといって「値上げしない」とは言い切れません。部材(とくにメモリ(DRAM)SSD(NAND))が高騰している局面では、メーカーがコストを吸収し続けるのは難しく、値上げ(または実質値上げ)が起きる可能性は高いと見るのが自然です。

大手ほど、いきなり値札を上げるより、次のような形で段階的に表れやすい点には注意が必要です。

  • キャンペーン縮小(クーポン・ポイント還元・値引き率が弱くなる)
  • 構成の変更(16GB→8GB、1TB→512GBなど“実質値上げ”)
  • モデルチェンジ時の価格再設定(新型だけ高くなる)
  • 納期遅延・一時販売停止(在庫不足が先に出て、後から価格が動く)

出典(国内値上げの具体例):PC Watch(マウス:2026年1月以降の価格改定)

販売/店舗の見え方:ドスパラ ゲーミングpc 値上げ/pcデポ 値上げ をどう読む?

ここは誤解が起きやすいので、整理します。

ドスパラ ゲーミングpc 値上げ:起きやすいのは「上位構成からの上振れ」

ドスパラのようなBTO(受注生産)系は、同じ型番でも「メモリ32GB→64GB」「SSD 1TB→2TB」などの構成アップが定番です。
だから、部材(RAM/SSD)が上がる局面では、“上位構成の価格が先に上がって見える”ことがよく起きます。

さらにPC大手がDRAM不足で値上げを示唆する状況では、BTO全体の値付けも硬くなりやすい(割引が弱くなる、在庫が読めない、など)。

出典:PC Watch(DRAM枯渇で値上げラッシュの整理)

pcデポ 値上げ:完成品だけでなく「増設・修理・周辺」まで波及しやすい

pcデポ 値上げで探す人が見落としがちなのは、完成品PCの値札だけじゃなく、増設メモリ・SSD換装・周辺機器まで同じ波が来る点です。
メモリが跳ねると、「増設して延命」が高くつく。つまり、買い替えの総額判断が変わります。

(ポイント)店頭で比較するときは、PC本体の価格だけでなく、“将来の増設コスト”もセットで見ておくと後悔が減ります。

カテゴリ別:ノートpc 値上げ/ミニpc 値上げで「後悔しない」チェックポイント

ここからは読者向けに、「結局どこを見て買えばいい?」を短くまとめます。
相場が荒いときほど、価格だけで比較すると負けやすいです。

ノートpc 値上げ:見るべきは「16GBの維持」と「SSD容量の下振れ」

ノートPCはビジネスでも個人でも、体感として16GBがちょうどいい帯になっています。
値上げ局面で起きがちなのは、次の2パターンです。

  • 値上げ:16GB/512GBのまま価格が上がる
  • 実質値上げ:価格は同じでも8GB/256GBに落ちる(後で増設できない機種も多い)

だから、ノートPCは「安い!」よりも先に、メモリ16GBを割っていないかSSDが512GB以上かを見てください。
特に最近は薄型機でメモリ増設が難しいモデルもあるので、「あとで足す」作戦が通じないケースがあります。

出典:The Verge(価格上昇/スペック調整が起き得る整理)

ミニpc 値上げ:高コスパ構成(32GB/1TB)が“そのまま値上げに直結”する

ミニPCは「小さいのに32GB」「最初から1TB」みたいな“盛った構成”が魅力です。
でも今の相場では、その魅力が値上げの直撃ポイントになります。

  • ミニPCの価格は、CPUよりメモリ・SSDの比率が意外と大きい
  • そのため、部材高騰局面では同一モデルでも構成違いの価格差が開きやすい

ミニPCを買うなら、最初に「最低ライン」を決めるのがコツです。
例:用途が軽い→16GB/512GB長く使う→32GB/1TB
この最低ラインを決めてから比較すると、値上げ局面でも判断がブレにくいです。

2026年はどうなる?パソコン 値上げ 2026 の現実的シナリオ

パソコン 値上げ 2026は、かなり現実味があります。
IDCは、2026年のPC平均価格が4〜6%(中程度)、厳しい場合は6〜8%(悲観)上がり得る、というシナリオを示しています。

出典:IDCブログ(2026年のASPシナリオ)

さらに、MicronはCrucialのコンシューマ向け事業から撤退する方針を発表しており、DIY/小売での体感としても「定番が減る」インパクトが出やすいです。

出典:Micron公式(Crucial撤退)
Reuters(撤退の背景)

今できる現実的な対策(煽らず、損を減らす)

1)買い替えなら「メモリだけは妥協しない」

いまは「あとで増設すればいい」が通じにくい相場です。
最初から16GB/32GBを満たしておくほうが、結果的に総額で得になるケースが増えています。

2)自作/増設は「型番固定」ではなく「条件固定」で探す

例:DDR5-5600で探すのではなく、“容量(32GB)+動作保証+返品条件”で比較する。
相場が荒いときほど、条件でブレないほうが負けにくいです。

3)セール狙いは「本体値引き」より「構成アップ無料」を見る

値引きが弱くなりやすい局面ほど、「32GBへ無料アップ」「SSD 1TBへ無料アップ」のほうが実質的に得になりやすい。

FAQ(よくある質問)

Q1. pc 値上げ いつから本格化しましたか?

A. 推移データでは、2025年10月までは大きな値動きが少なく11月に急上昇、12月に影響が広がった流れが示されています。

Q2. pc メモリ 値上げはいつ落ち着きますか?

A. 断言は難しいですが、Micronなどが「供給逼迫は2026を超える可能性」に触れており、短期で元通りという見通しは立てづらい状況です。

Q3. ノートpc 値上げが怖い。いま買うなら何GB?

A. 仕事用途なら16GBを下回らないのが無難。長く使うなら32GBが安心です(ただし価格と用途で最適解は変わります)。

Q4. ミニpc 値上げは特に何が痛い?

A. “盛った構成”が魅力のジャンルなので、メモリ/SSDの高騰がそのまま価格に直結しやすい点です。最低ラインを決めてから比較すると判断がブレにくいです。

Q5. ドスパラ ゲーミングpc 値上げが来たらどう見極める?

A. 価格だけでなく、メモリ容量・SSD容量・グラボの型番が同じかを確認してください。相場が荒いと「同じ名前で中身が違う」が起きやすいです。

情報ソース(権威・一次情報)

※以下は本記事の根拠として参照した主なソースです(発表内容・価格推移・市場見通しの確認に使用)。

注意書き:
本記事は、上記ソースに基づく情報整理と一般的な購買判断のヒントを提供するものです。価格は日々変動します。購入時は必ず販売ページ・店頭表示・保証条件を確認してください。

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