|文・橘 蓮(MLBジャーナリスト)
朝9時、青の物語が始まる。
ワールドシリーズ2025――大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が投げる朝。
テレビをつけるか、スマホを開くか。
どの選択にも、それぞれの「物語の入り口」がある。
本記事では、NHK、SPOTV NOW、MLB.TV、J SPORTS、Amazon Prime Videoを中心に、
料金・画質・実況言語・見逃し配信などを徹底比較。
自分に合った“視聴スタイル”が見つかるよう、最新情報をまとめた。
◆ NHK/NHK BS/NHK ONE:地上波で観るならこれ
NHKは2025年ワールドシリーズ全試合を生中継予定。
NHK総合・BSP4K・NHK ONEの3チャンネル体制で、実況は日本語、解説には元メジャーリーガー陣。
ハイライトも深夜帯で放送されるため、リアルタイムでも録画でも楽しめる。
- 🟦 生中継: 総合(第1・4戦)、BSP4K(第1・4戦)、BS(第2・3戦)
- 📱 配信: NHK ONE(同時・見逃し配信対応)
- 💬 実況言語: 日本語実況・日本語解説
- 💰 料金: NHK受信料のみ(追加課金なし)
- 🔁 見逃し: NHK ONEで試合後も視聴可能
最新編成はNHKスポーツ公式Xで随時更新中。
◆ SPOTV NOW:ポストシーズン全試合を日本語実況で
日本のMLBファンの定番アプリ。
SPOTV NOWは2025年のポストシーズン全試合を日本語実況付きでライブ配信。
ハイライト・見逃し・マルチビューにも対応し、「いつでもどこでもワールドシリーズ」が叶う。
- 📺 配信内容: ワイルドカード~ワールドシリーズ全試合
- 💬 実況言語: 日本語実況(特別ゲスト回あり)
- 💰 料金: ベーシック月額2,000円/プレミアム月額3,000円(税込)
- 🔁 見逃し: 全試合アーカイブ対応
- 🎥 画質: 最大1080p(プレミアム)
👉 公式発表はこちら:SPOTV NOWプレスリリース
解説には田口壮、長谷川滋利、五十嵐亮太らが登場予定。
◆ MLB.TV:公式配信の“王道”
MLB公式の配信プラットフォーム。
アメリカ国内では放映権の制限があるが、日本ではAmazon経由で契約可能。
試合中の全カメラ切り替え、実況音声変更、チャプター機能など「分析派」に最適。
- 💰 料金: 月額29.99ドル(約4,500円)/年149.99ドル(約22,500円)
- 📱 契約方法: MLB公式またはPrime Video内「MLB.TVチャンネル」
- 🎥 画質: 1080p対応
- 💬 実況言語: 英語(現地放送)
- 🕒 見逃し: 全試合フルアーカイブ
MLB公式ページ:MLB.TV公式
◆ J SPORTS:衛星放送中心の録画中継
スカパー経由で視聴可能なJ SPORTSは、2025年もドジャース戦を中心に中継。
ワールドシリーズは録画放送での編成がメイン。
現地実況を採用し、じっくり観たい層におすすめ。
- 💰 料金: スカパー!基本料429円+J SPORTS視聴料2,980円=月3,409円(税込)
- 🕒 放送形式: 録画放送中心(翌日深夜)
- 💬 実況言語: 日本語実況
公式番組ページ:J SPORTS公式サイト
◆ Amazon Prime Video:気軽に観たい人向け
プライム会員なら追加料金なしで視聴できる試合も。
さらにPrime Video内から「SPOTV NOW」や「MLB.TV」チャンネルを追加契約すれば、
すべてのポストシーズンをPrime経由で視聴可能。
- 💰 料金: 月額600円/年額5,900円(税込)
- 🕒 無料体験: 初回30日間無料
- 📱 対応端末: スマホ・PC・テレビ対応
Prime登録はこちら:Amazon公式ページ
◆ 各サービス比較表(2025年10月時点)
| サービス | 実況 | 画質 | 見逃し | 料金/月 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| NHK総合/BS | 日本語 | 4K対応 | NHK ONEあり | 受信料のみ | 全試合中継 |
| SPOTV NOW | 日本語 | 720~1080p | ○ | 2,000~3,000円 | 全試合ライブ+特別ゲスト |
| MLB.TV | 英語 | 1080p | ○ | 約4,500円 | 全試合+詳細データ視聴 |
| J SPORTS | 日本語 | 1080i | × | 約3,400円 | 録画放送中心 |
| Prime Video | 日本語/英語 | 1080p | ○ | 600円 | SPOTV NOW/MLB.TV連携可 |
◆ 橘 蓮の「おすすめ視聴スタイル」3選
- リアルタイム派: NHK総合 or SPOTV NOW(日本語実況+朝の臨場感)
- データ分析派: MLB.TV(英語実況+マルチカメラ)
- ながら観派: Prime Videoアプリ+イヤホン視聴
どれを選んでもいい。大事なのは、「その瞬間を観届ける」こと。
球速の数字よりも、打球の行方よりも――そこにあるのは人の物語だ。
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◆ まとめ──「どの画面で観るか」は、どんな夢を信じるか。
MLBの頂点を決める舞台。
選手が挑むように、観る僕らにも“選択”がある。
地上波の温かさ、配信の自由、衛星の迫力。
どの方法を選んでも構わない。
その一球に、心を投げ込めればそれでいい。



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