「松屋が六厘舎を買収したらしい」——このニュース、パッと見だと驚きますよね。
ただ、話を正確にすると、松屋フーズホールディングスが六厘舎(ろくりんしゃ)や舎鈴(しゃりん)などを展開する運営会社(松富士)をグループに迎えた(子会社化した)という内容です。
この記事では、買収で何が起きたのか(事実)を整理したうえで、なぜ今“牛丼チェーンが麺”に力を入れるのか、そして私たちの外食の選択肢がどう変わりそうかを、生活者目線でわかりやすくまとめます。
結論:いま起きているのは「牛丼チェーンの“麺シフト”」
- 松屋:六厘舎・舎鈴などのブランドを持つ運営会社を子会社化し、麺事業を本格強化
- 吉野家:鍋×麺の期間限定メニューがヒットし、販売数を公式に発表(※後述の公式ソース参照)
- すき家:一部店舗でラーメン提供が“店舗限定”として注目される(地域差が出やすい)
「牛丼だけ」から、「今日は麺」「今日は熱々」へ。外食が“気分で選べる”方向に広がってきています。
松屋が買ったのは「六厘舎そのもの」ではなく、運営会社(松富士)
ここでよく出る疑問が、「じゃあ松屋の店舗で六厘舎が食べられるの?」という点です。
今回の発表は、松屋フーズHDが六厘舎・舎鈴などを展開する運営会社(松富士)をグループに迎えた、という話。すぐに店頭体験が変わると断定はできませんが、麺事業を“柱”にしていく意思表示としては読みやすいニュースです。
六厘舎(ろくりんしゃ)ってどんな店?特徴は「超濃厚×極太麺」
特徴1:動物系×魚介の“超濃厚”つけダレ
六厘舎の代名詞は“超濃厚”のつけダレ。どっしりした旨味に魚介の香りを重ね、記憶に残る濃さを作るタイプです。
特徴2:つけダレに負けない「コシのある極太麺」
濃いスープに合わせるため、麺の存在感も強い。噛んだときの弾力と小麦感で「食べた感」が出やすいのが特徴です。
特徴3:食べ終わりまで設計された「スープ割り」
濃厚系は後半で重くなりがちですが、割りスープで締める文化があり、“終わり方”まで含めて完成するタイプのつけ麺です。
六厘舎の評判:刺さる人には強烈、でも好みが割れやすい
六厘舎は「濃厚つけ麺の代表格」として語られやすく、強いファンがつきやすい一方で、濃厚ゆえに好みが分かれやすいタイプです。
良い評判で多いポイント
- 満足感が強い:濃厚×麺の力で「ガッツリ食べたい」に刺さる
- 体験として成立:目的を持って食べに行く“イベント性”がある
- 最後まで印象が変わる:食べ進め方や割りスープで重さが和らぐ
好みが分かれやすいポイント
- 塩味・濃さが強いと感じる人がいる(体調や好みで印象が変わりやすい)
- 行列・待ち時間が前提になりやすい(味以前にハードルになる)
ここまでが「六厘舎ってどんなブランド?」の全体像です。では、もう一つ名前が出てくる舎鈴は何者なのか。
ニュースでは「六厘舎」が象徴として取り上げられやすい一方、舎鈴は普段使い向けで店舗も多く、日常の中で出会いやすい——この違いを押さえると、買収の意味が生活者目線で理解しやすくなります。
六厘舎の店舗一覧(どこにある?)
六厘舎は全国に大量展開しているというより、主要エリアに絞って出店している印象です。最新の店舗情報は、運営会社(松富士)の公式店舗検索がいちばん確実です。
参考までに、公式店舗一覧に掲載されている代表的な店舗は次の通りです(2026年1月時点で確認できる範囲)。
- 六厘舎 東京駅東京ラーメンストリート店
- 六厘舎 羽田空港店
- 六厘舎 上野店
- 六厘舎 大崎店
- 六厘舎TOKYO 東京ソラマチ店
※営業時間や休業、出店状況は変わることがあります。来店前は上記の公式店舗ページで最新情報をご確認ください。
舎鈴(しゃりん)は何が違う?「日常で食べられる」方向に寄せたブランド
舎鈴は、六厘舎と同じグループのブランドですが、狙いが違います。
結論:六厘舎=非日常の濃厚、舎鈴=日常に寄せたつけ麺・ラーメン
六厘舎が“指名買い”されやすい濃厚路線だとしたら、舎鈴は「普段の外食としての使いやすさ」を取りにいくブランドです。
舎鈴の特徴:入り口が広い
- つけ麺だけでなく、店舗によってラーメン系の選択肢も持ちやすい
- 濃厚すぎる方向に振り切らず、日常に寄せたバランスを狙う
舎鈴の評判:日常寄りで使いやすいが、「濃い」と感じる人もいる
良い評判で多いポイント
- 普段使いしやすい:六厘舎ほど“構えて食べる”感じになりにくい
- 立地が強い:生活動線上で選びやすい(駅近・商業施設など)
好みが分かれやすいポイント
- 「しょっぱい/濃い」と感じる口コミが一定数ある
- 提供環境(混雑時間帯、店舗形態など)で印象が変わることがある
初めての人が失敗しにくい選び方
- 濃い味が不安なら、まずはラーメン系(中華そば系)から入る
- つけ麺は味変を後半に回して自分の“濃さ”に合わせる
買収で“私たちに起こる変化”は?生活者目線で見る3つのポイント
1)「近所で食べられる麺」が増える可能性
運営や出店の型が整ってくると、駅前や商業施設などで出会う確率が上がります。変化が生活側に降りてきたサインは、シンプルに「見かける頻度」です。
2)価格帯の“間”が厚くなる可能性
牛丼ほど軽くはない。でも専門店の高単価ほど構えなくていい。外食の財布事情がシビアな時期ほど、この“間”が増えるのはありがたい変化です。
3)「気分で選べる」幅が広がる可能性
濃厚の「指名買い」も、日常の「普段使い」も、どちらも選べる環境が増えると、外食が“気分で選べる”方向に広がります。
吉野家・すき家も含め、なぜ今“麺”が強いのか
牛丼チェーンが麺を強化する背景は、「満足感を作りやすい」からです。
- 熱々で満足度が上がりやすい(鍋×麺などは特に強い)
- 味変・〆など、体験を設計しやすい
- 季節メニューが作りやすい(冬=鍋、夏=冷やし・まぜそば等)
すき家のように一部店舗限定で話題化するケースもあります。
※店舗限定メニューは店舗の運用や在庫状況で変わることがあります。来店前に店舗ページや店頭掲示で確認できると安心です。
まとめ:買収ニュースは“企業の話”で終わらない。外食の「選びやすさ」が増える方向の話
- 松屋がグループに迎えたのは、六厘舎・舎鈴などを展開する運営会社(松富士)
- 六厘舎は濃厚つけ麺の象徴として語られやすく、舎鈴は日常使いに寄せた棲み分けになりやすい
- 結果として「麺の選択肢」が増え、外食が“気分で選べる”方向に広がる可能性がある
買収や新メニューは、派手な変化よりもじわじわ効いてくるタイプです。
私たちにとっては「牛丼だけじゃない選択肢が、同じ看板の下で増える」変化として捉えると、一番わかりやすいと思います。
情報ソース(参照先)
- 松屋フーズHD(公式):株式会社松富士の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
- 六厘舎(公式サイト)
- 舎鈴(公式サイト)
- 吉野家(公式PDF):牛肉玉ラーメン鍋膳(販売数に関する発表)
- すき家(公式サイト)
※本記事は公開時点で確認できる公式発表・公式サイト・公開情報をもとに構成しています。店舗限定メニューの提供状況、価格、営業時間は変更される場合があります。来店前は最新の公式情報・店頭掲示をご確認ください。
20260118-150x150.jpg)

コメント