クリスマスマーケット2025海外｜ヨーロッパ・韓国・上海・モントリオールのおすすめ16選【ウィーン・ニュルンベルク・ストラスブール・ロンドン・パリなど】

成田を夜に飛び立った飛行機が、翌朝ヨーロッパの空港に着くころ。
夕方には、あなたはウィーンの市庁舎前で、背の高いツリーを見上げているかもしれません。

日本のイルミネーションも十分きれいだけれど、
一度は「空気ごと違うクリスマス」を味わってみたい――そう思ったことはありませんか。

「ウィーン市庁舎前のツリーを見上げた瞬間、“子どもの頃に信じていたクリスマス”が、少しだけ帰ってきます。」

とはいえ、ウィーン・ニュルンベルク・ストラスブール・パリ・ロンドン・ブダペスト…と、
行き先の名前を並べただけで、もうお腹いっぱいになりそうなのも本音ですよね。

そこでこの記事では、2025年12月11日時点での公式情報をもとに、
ヨーロッパの王道クリスマスマーケット＋韓国・上海・モントリオールまでを、
「いつ・どこで・何を見られるのか」を日本の旅行者目線で整理していきます。

※本記事の情報は2025年12月11日時点の各公式サイト・観光局・大手旅行サイトなどをもとにしています。
日程や内容は変更される可能性がありますので、航空券やホテルを予約する前に、必ず最新の公式情報をご確認ください。

海外クリスマスマーケット2025の全体像【ベストシーズンと選び方】
1. ヨーロッパの“本気のシーズン”はいつ？
オーストリア・ウィーン編｜市庁舎前と宮殿前の“王道クリスマスマーケット”
ドイツ本場編｜ニュルンベルクとケルン、ドイツ各地のマーケット
フランス編①｜ストラスブール＆アルザス地方の“物語みたいな冬”
1. 「Capital of Christmas」ストラスブールの全体像
2. コルマール＆アルザスの小さな村マーケット
フランス編②｜パリ・チュイルリー公園＆市内マーケット
1. チュイルリー公園「La Magie de Noël」【日程と規模感】
2. パリ市内のその他クリスマスマーケット
ロンドン編｜Hyde Park Winter Wonderlandと市内マーケット
1. Hyde Park Winter Wonderland【ロンドンの“全部盛り”イベント】
2. ロンドン市内のクリスマスマーケット
中欧・ベネルクス編｜ブダペスト・プラハ・ブリュッセル・ブルージュ
1. ブダペストの2大マーケット【ヴルシュマルティ広場＆聖イシュトヴァーン大聖堂】
2. プラハ・ブリュッセル・ブルージュの“中世ヨーロッパ感”
北欧＆スイス編｜コペンハーゲン・ヘルシンキ・ジュネーブ
アジア＆北米編｜ソウル・上海・モントリオール
シーン別・予算別｜海外クリスマスマーケット2025の選び方
海外クリスマスマーケット2025 FAQ
情報ソース（2025年12月11日時点）と注意書き

海外クリスマスマーケット2025の全体像【ベストシーズンと選び方】

まずはざっくり、「いつ行くと、どのエリアのマーケットが開いているのか」を整理しておきましょう。

ヨーロッパの“本気のシーズン”はいつ？

11月中旬〜11月下旬：オープン直後。少し空いていて、価格も落ち着きやすい。
12月上旬：店もイルミも出揃い、「雰囲気×混雑」のバランスがいい黄金期。
12月中旬〜24日：一番華やかで、一番混む。クリスマス当日直前はホテル料金も上がりがち。

例えばウィーン市庁舎前のマーケットは、2025年は11月14日〜12月26日の毎日10:00〜22:00開催（24日は〜18:30）。
ニュルンベルクのクリストキンドレスマルクトは11月28日〜12月24日、10:00〜21:00（24日は〜14:00）。

僕のおすすめは、「12月上旬の1週間〜10日」を狙って1〜2都市に絞ること。
それくらいの日数があれば、街の表情が“日常からクリスマスモードへ切り替わっていく瞬間”まで含めて味わえます。

オーストリア・ウィーン編｜市庁舎前と宮殿前の“王道クリスマスマーケット”

ウィーン市庁舎前「Vienna Christmas Market」【日程・場所・雰囲気】

名称：Vienna Christmas Market at Rathausplatz（ウィーン市庁舎前）
期間：2025年11月14日〜12月26日
時間：毎日 10:00〜22:00（12月24日は〜18:30）
場所：Rathausplatz（市庁舎前広場）
アクセス：地下鉄 U2 Rathaus など

ウィーン旧市街の北側、ゴシック様式の市庁舎を背景に、
木製の屋台と大きなツリー、イルミネーションがぎっしり並ぶ光景は、
「ザ・クリスマスマーケット」という言葉が一番よく似合います。

グリューワイン（ホットワイン）やパンシュ（リキュール系ホットドリンク）
シュニッツェルサンド、ソーセージ、スープなどのあったかフード
オーナメント、木工細工、キャンドル、蜂蜜製品などのクラフト雑貨

「ウィーンの屋台で手袋越しにマグカップを握ると、指先だけじゃなくて気持ちまでじんわり温まります。」

シェーンブルン宮殿・ベルヴェデーレ宮殿のマーケット

ウィーンがすごいのは、市庁舎前だけでなく、宮殿前にもそれぞれマーケットが立つことです。

シェーンブルン宮殿マーケット：バロック宮殿前の広場で、クラフト系ヒュッテが中心。クリスマス後はニューイヤーマーケットへ切り替わる年も多い。
ベルヴェデーレ宮殿マーケット：宮殿の池にイルミが映り込み、夜の写真映えが抜群。

初ウィーンなら、「市庁舎前＋どちらか一つの宮殿」くらいの欲張り方がちょうどいいと思います。

ウィーン1都市ステイのすすめ【ゆっくり“街のクリスマス”を味わう】

「あれもこれも回らなきゃ」と詰め込みたくなる気持ち、すごくわかります。
でもウィーンは、1都市ステイでじっくり街の空気を味わうのに向いた街でもあります。

1日目：市庁舎前マーケット＋旧市街散歩
2日目：シェーンブルン宮殿＆マーケット
3日目：美術館やオペラ座など、室内コンテンツ＋カフェで一息

これだけでもう、「“冬のウィーン”という1冊の本は十分に読み切った」感があります。

ドイツ本場編｜ニュルンベルクとケルン、ドイツ各地のマーケット

ニュルンベルク「Christkindlesmarkt」【世界三大マーケット】

名称：Nuremberg Christkindlesmarkt
期間：2025年11月28日〜12月24日
時間：毎日10:00〜21:00（12月24日は〜14:00）
場所：中央広場（Hauptmarkt）一帯

ニュルンベルクは、ドイツでも特に有名なクリスマスマーケットのひとつ。
「世界三大クリスマスマーケット」の一角として挙げられることも多い“本場中の本場”です。

レープクーヘン（伝統的なスパイスクッキー）
ニュルンベルガーソーセージ
赤ワイン・白ワインを使ったグリューワイン
クリストキント（天使役の少女）による開幕宣言など

「ニュルンベルクのグリューワインは、ただ温かいだけじゃなくて、1年分のご褒美がぎゅっと溶けているみたいだ。」

ケルン・ミュンヘン・ドレスデン・ベルリン…ドイツ各地のマーケット

ドイツはほぼ“どの大都市にもマーケットがある”と言っていい国です。

ケルン：大聖堂前のマーケット、旧市街のアルターマルクト、天使の市場（エンゲルスマルクト）など。
ミュンヘン：マリエン広場を中心とした市内マーケット。
ドレスデン：世界最古級と言われるシュトリーツェルマルクト。
ベルリン：市内各所に中規模マーケットが点在。

いわゆる“グルメとビールの国”らしく、どこの街でもソーセージ＋グリューワインのコンボは外れません。

ドイツ周遊モデルコース【ミュンヘン＋ニュルンベルク／ケルン＋周辺】

初めてドイツのクリスマスマーケットを周遊するなら、例えばこんな組み合わせが現実的です。

プランA：ミュンヘン＋ニュルンベルク（バイエルン周遊）
ミュンヘンを拠点にして、日帰り or 1泊でニュルンベルクへ。
プランB：ケルン＋デュッセルドルフ／ボン
ケルン大聖堂前と旧市街中心に楽しみつつ、近郊都市のマーケットにも足を伸ばす。

フランス編①｜ストラスブール＆アルザス地方の“物語みたいな冬”

「Capital of Christmas」ストラスブールの全体像

名称：Strasbourg, Capital of Christmas
期間：2025年は11月26日〜12月24日前後（市内数か所で展開）
場所：カテドラル周辺・ブロイ広場など、市内複数の広場

ストラスブールは自らを「クリスマスの首都」と名乗る街。
木組みの家並みと、細い路地をまたぐイルミネーションが、どこを切り取っても絵本の1ページみたいです。

「ストラスブールの路地にぶら下がるイルミネーションは、一枚一枚がポストカードのように丁寧です。」

コルマール＆アルザスの小さな村マーケット

同じアルザス地方のコルマールや、小さな村のマーケットも見逃せません。

コルマール：旧市街の水路沿いに複数のマーケットが点在。おとぎ話のような景観。
エギスハイムなどの村：小規模ながら、村全体がアドベントカレンダーのような雰囲気。

ストラスブールを拠点に、日帰りでコルマールや周辺の村に足を伸ばすのも定番コースです。

フランス編②｜パリ・チュイルリー公園＆市内マーケット

チュイルリー公園「La Magie de Noël」【日程と規模感】

名称：La Magie de Noël aux Tuileries（チュイルリー公園のクリスマスマーケット）
期間：2025–26シーズンは11月15日〜1月4日予定
時間：だいたい11:00〜23:45（24・31日は〜19:30など、詳細は公式で毎年告知）
場所：チュイルリー公園（ルーヴル美術館とコンコルド広場の間）

ここは「大きな移動遊園地＋グルメ村＋マーケット」が一体になったようなスポットで、観覧車もアイスリンクもアトラクションもそろった“お祭り感MAX”の場所です。

「パリのチュイルリー公園でホットワインを飲んでいると、“今年はちゃんと自分を甘やかせたな”と思える。」

パリ市内のその他クリスマスマーケット

パリは「一つの巨大マーケット」ではなく「点在する中〜小規模マーケット」の街です。

ラ・デファンス：ビジネス街の真ん中に広がる大規模マーケット。
シャンゼリゼ周辺：年によって規模が変わるが、イルミと組み合わせて散歩するには最適。
モンマルトル：サクレ・クール寺院のふもとで、小さめのマーケットが出ることも。

「パリクリスマスマーケット2025」で探している人は、
「チュイルリー公園＋1〜2か所の小さめマーケット」くらいを目標にすると、ちょうどよく回れます。

ロンドン編｜Hyde Park Winter Wonderlandと市内マーケット

Hyde Park Winter Wonderland【ロンドンの“全部盛り”イベント】

名称：Hyde Park Winter Wonderland
期間：2025年11月14日〜2026年1月1日（予定）
場所：ハイドパーク
内容：マーケット、巨大遊園地、アイスリンク、サーカス、ライブショーなど

ロンドンの冬イベントの中でも、「とにかく派手で、なんでもある」のがこのWinter Wonderland。

「ロンドン・ハイドパークの観覧車から見下ろすと、街全体が大きなアドベントカレンダーに見えてくる。」

ロンドン市内のクリスマスマーケット

それ以外にも、ロンドン市内には
サウスバンク、レスター・スクエア、タワーブリッジ周辺など、複数のマーケットがあります。

テムズ川沿いで夜景と一緒に楽しめるサウスバンク
劇場街エリアのレスター・スクエア
タワーブリッジやロンドン塔近くのマーケットなど

英語・移動・治安面の安心感を考えると、「初めての海外クリスマスマーケットはロンドン」という選択もかなり現実的です。

中欧・ベネルクス編｜ブダペスト・プラハ・ブリュッセル・ブルージュ

ブダペストの2大マーケット【ヴルシュマルティ広場＆聖イシュトヴァーン大聖堂】

ヴルシュマルティ広場マーケット：11月中旬〜年末までのロングラン。
聖イシュトヴァーン大聖堂前マーケット：プロジェクションマッピングとツリーで“映え度”が高いエリア。

「ブダペストの広場では、湯気とライトとバイオリンの音が、同じリズムで空にのぼっていきます。」

物価面でも比較的やさしく、「コスパよくヨーロッパ感を味わいたい」人にはかなりおすすめの街です。

プラハ・ブリュッセル・ブルージュの“中世ヨーロッパ感”

プラハ旧市街広場、ブリュッセルの「ウィンター・ワンダーズ」、ブルージュ旧市街のマーケットなど、
中欧〜ベネルクスには「中世ヨーロッパの絵本感」が強い街が多く並びます。

「石畳の広場と尖塔、そこに浮かぶイルミ」の組み合わせに惹かれる人は、
ウィーンやパリよりも、こうした街のほうが刺さるかもしれません。

北欧＆スイス編｜コペンハーゲン・ヘルシンキ・ジュネーブ

詳細な日程は毎年変動しますが、北欧やスイスでも11月中旬〜12月末にかけて各都市でマーケットが立ちます。

コペンハーゲン：遊園地「チボリ公園」のクリスマスマーケットが有名。
ヘルシンキ：大聖堂前の広場で、木製の屋台が並ぶ「Helsinki Christmas Market」。
ジュネーブ：湖畔や旧市街で、ワインとチーズとマーケットを楽しむイベント。

「雪と静けさと炎（キャンドル）」の組み合わせを味わいたい人には、北欧・スイスはぴったりの選択肢です。

アジア＆北米編｜ソウル・上海・モントリオール

韓国・ソウル「Lotte Town Christmas Market」

会場：蚕室・ロッテワールドタワー前 World Park など
期間：2025年11月20日〜2026年1月4日（予定）
特徴：ロッテワールドタワーのイルミ＋マーケット＋スケートリンク的な構成

K-POPや韓国ドラマの世界観に近い雰囲気で、
「長期休暇は取れないけれど、海外っぽいクリスマスを味わいたい」人にはぴったりです。

「ソウルのクリスマスマーケットで聞くキャロルは、どこかK-POPっぽくて、それがまた今の時代らしくていい。」

中国・上海「Christkindlmarkt on the Bund」など

Christkindlmarkt on the Bund：2025年も外灘エリアで欧州風マーケット開催。
BFC外灘金融センター：ショッピングモール前の広場でマーケットやイルミイベント。

フランス租界エリアの街路樹イルミと合わせて歩くと、
「ヨーロッパと中国のあいだ」を行き来するような、不思議な時間になります。

カナダ・モントリオール「The Great Christmas Market」

名称：The Great Christmas Market（Le Grand Marché de Noël de Montréal）
期間：2025年は11月21日〜2026年1月4日（予定）
場所：Place des Festivals 周辺（ダウンタウン）

旧市街の石畳と、フランス語混じりのアナウンス、雪とホットチョコ。
ヨーロッパと北米の空気が混ざったような独特のクリスマスが楽しめる街です。

「モントリオールの雪の中で飲むホットチョコは、声をかける前から“おかえり”って言ってくれている気がします。」

シーン別・予算別｜海外クリスマスマーケット2025の選び方

初めての海外クリスマスマーケットなら？

ウィーン1都市ステイ：市庁舎前＋宮殿マーケットで「王道ヨーロッパ感」。
ロンドン1都市ステイ：英語の安心感＋Winter Wonderlandの派手さ。
パリ＋チュイルリー公園：美術館やカフェと組み合わせて“暮らすような旅”に。

日数・予算が限られているなら？

3〜4日＋アジア圏：ソウル（Lotte Town）や上海（バンド周辺）が候補。
1週間＋ヨーロッパ1都市：ウィーン／パリ／ロンドンのどれかに絞る。

“旅慣れ勢”ならどこへ行く？

ウィーン＋プラハ＋ブダペスト：中欧3都市周遊で、文化の違いを味わう。
ストラスブール＋コルマール＋パリ：アルザスの村と大都市をセットで。
ミュンヘン＋ニュルンベルク＋ケルン：ドイツの“本場”を一気に巡る。

海外クリスマスマーケット2025 FAQ

Q1. ヨーロッパのクリスマスマーケット2025は、いつ行くのがベストですか？: A. 雰囲気と混雑のバランスが良いのは12月上旬です。
ウィーン市庁舎前は11月14日〜12月26日、ニュルンベルクは11月28日〜12月24日、ストラスブールは11月26日〜12月24日ごろと、どこも12月前半〜中旬が“ど真ん中”になります。
Q2. 初めて海外のクリスマスマーケットに行くなら、どの都市が行きやすいですか？: A. 空港から街へのアクセスや英語の通じやすさを考えると、ロンドン・ウィーン・パリあたりが候補です。
ロンドンは英語で安心、ウィーンはコンパクトで回りやすく、パリは「観光＋マーケット」を一度に味わえます。
Q3. 防寒や持ち物で、絶対に外せないものは何ですか？: A. 0℃前後を長時間歩く前提で、重ね着（インナー＋中間着＋防風アウター）、防水の靴、マフラー、耳まで覆えるニット帽、手袋は必須です。
スマホをよく触る人は、タッチ操作可能なインナー手袋＋厚手手袋の二重構造もおすすめです。
Q4. ソウルや上海のクリスマスマーケットは、本場ヨーロッパと比べてどうですか？: A. 雰囲気はやはりヨーロッパ本場が一枚上手ですが、距離・日数・費用のハードルの低さではソウル・上海が圧勝です。
2〜3泊＋フライト数時間で、「海外のクリスマス」を体験できるのは大きなメリットです。
Q5. 1都市じっくり vs 2〜3都市周遊、どちらがおすすめですか？: A. 初めてなら「1都市＋近郊日帰り」がおすすめです。
ウィーン＋日帰りプラハ、ミュンヘン＋日帰りニュルンベルク、パリ＋日帰りストラスブールなど、
ベースとなる“ホームの街”を決めておくと、旅の疲れ方がまるで違います。

情報ソース（2025年12月11日時点）と注意書き

本記事は、2025年12月11日時点で公開されている、各国の公式サイト・観光局・大手旅行サイトなどの情報をもとに執筆しました。
日程・開催内容は毎年少しずつ変わるため、実際に航空券・ホテル・ツアー等を予約される前に、必ず最新情報をご確認ください。

※本記事はこれらの情報ソースを参考に、筆者が日本の旅行者目線で編集・要約したものです。
各イベントの正式な最新情報は、必ず公式サイトや現地観光局のページをご確認ください。