ギザ十の価値は何年が高い?昭和32年・33年が高額落札された理由と使用済み相場

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「ギザ十が14万円超えで落札されたらしい」

そんな話を聞くと、財布や貯金箱の10円玉を思わず確認したくなりますよね。側面がギザギザしている10円玉、いわゆる「ギザ十」。もし昭和26年、昭和32年、昭和33年だったら高いのか。使用済みでも売れるのか。ここが気になるところだと思います。

まず結論から言うと、財布や貯金箱から出てきた一般的な使用済みのギザ十は、数十円〜数百円程度で見られるケースが多いです。もちろん、年号や状態によって評価は変わります。ただ、ニュースで見かけるような数万円〜10万円超えは、かなり特別な条件がそろった1枚だと考えたほうがいいです。

2026年4月11日に終了した銀座コインの第127回入札誌「銀座」では、Lot516の10円青銅貨が12万5000円で落札されています。All Aboutでは、この昭和32年のギザ十について、手数料込みで14万5625円になったと紹介されています。【出典1】 【出典3】

さらに、同じ入札会ではLot517も8万2000円で落札されています。カタログPDFを見ると、Lot516は「10円青銅貨 昭和32年 PCGS(MS66RD) 未使用品」、Lot517は「10円青銅貨 昭和33年 PCGS(MS66RD) 未使用品」と記載されています。【出典1】 【出典2】

POINT
高額になった理由は、単に「ギザ十だったから」ではありません。
昭和32年・昭和33年という注目年号、完全未使用品相当の保存状態、PCGS鑑定、そして銅貨本来の赤みが強く残るRD評価。この条件が重なったからこその高額落札です。
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まず確認:あなたのギザ十はいくらくらい?

自分のギザ十を見るときは、最初に年号を確認します。次に、傷や摩耗、光沢の残り方を見ます。

目安としては、次のように考えるとわかりやすいです。

年号使用済みの期待度見方
昭和26年高め初年度。状態がよければ確認したい
昭和27年低め使用済みは高額になりにくい
昭和28年低め基本は状態重視
昭和29年低め使用済みは額面に近いケースも多い
昭和30年中程度状態がよければ見てもらう価値あり
昭和32年高め高額落札で注目された年号
昭和33年高め発行枚数が少なく、高額落札例もある年号

普通に使われてきたギザ十なら、期待しすぎず「10円より少し高くなるかもしれない」くらいで見るのが現実的です。

とはいえ、昭和26年・昭和32年・昭和33年で、文字や図柄がはっきり残っているものなら、すぐ使わずに保管しておく価値があります。

ギザ十とは?昭和26年〜33年に発行された10円青銅貨

ギザ十とは、側面にギザギザのある10円青銅貨のことです。

財務省の通常貨幣一覧では、十円青銅貨幣、いわゆるギザありの10円玉は昭和26年〜昭和33年に発行された貨幣として掲載されています。表面は平等院鳳凰堂と唐草、裏面は常盤木と「10」。直径は23.5mm、重さは4.50gです。【出典4】

日本銀行の資料でも、10円青銅貨は昭和26年に制定・製造開始され、昭和28年に発行開始されたと説明されています。素材は銅95%、亜鉛4%〜3%、錫1%〜2%で、縁刻は「ギザ」です。【出典5】

つまりギザ十は、ただ古びた10円玉ではありません。戦後の貨幣制度や、当時の10円玉の位置づけまで映している、小さな時代の資料でもあるんです。

10円玉が14万5625円に?ギザ十が最近注目された理由

最近ギザ十が注目された大きな理由は、昭和32年のギザ十が高額落札されたというニュースです。

All Aboutの記事では、2026年4月11日に終了した第127回入札誌「銀座」で、昭和32年発行のギザ十が手数料込み14万5625円で落札されたことが紹介されています。【出典3】

ここは期待しすぎないために大事です。
「ギザ十なら何でも14万円になる」という話ではありません。高額落札されたのは、年号・状態・鑑定評価がそろった特別な1枚です。
MEMO

銀座コインの落札価格一覧では、Lot516の落札価格は12万5000円です。All Aboutで紹介されている14万5625円は、手数料込みの金額です。【出典1】 【出典3】

さらに、今回注目したいのはLot516だけではありません。同じ落札価格一覧では、Lot517も8万2000円で落札されています。【出典1】

カタログPDFでは、Lot516は昭和32年のPCGS(MS66RD)未使用品、Lot517は昭和33年のPCGS(MS66RD)未使用品と記載されています。【出典2】

つまり、同じ入札会で、昭和32年と昭和33年の高評価ギザ十がそろって高値をつけていたわけです。

MS66は、完全未使用品相当の高い評価です。さらにRDは、銅貨本来の赤色が強く残っていることを示す評価です。古い銅貨は時間がたつと色が変わりやすいため、発行から長い年月が経っても赤みが強く残っているものは、より特別に見られます。

つまり、14万円超えのギザ十は、財布やおつりで見つかる一般的な使用済み品とは評価の土俵が違います。

「昭和32年だから高い」のではなく、昭和32年で、しかも完全未使用品相当で、第三者鑑定の高評価が付いていたから高くなった。ここまで見ると、ニュースの見え方がかなり変わります。

ギザ十の価値は何年が高い?

ギザ十で価値が注目されやすい年号は、主に昭和26年・昭和32年・昭和33年です。

理由は、初年度や発行枚数の少なさにあります。All Aboutでも、ギザ十の中で価値が高いとされる年号として昭和26年・昭和32年・昭和33年が挙げられ、昭和32年は5000万枚、昭和33年は2500万枚と、他の年号より発行枚数が少ないことが説明されています。【出典3】

ただし、ここでも年号だけで決まるわけではありません。

同じ昭和33年でも、未使用品と使用済みではまったく評価が変わります。表面に光沢が残っているか、平等院鳳凰堂の線がはっきり見えるか、文字がつぶれていないか。こうした状態の差が、価値に大きく影響します。

使用済みのギザ十は本当に売れる?

使用済みのギザ十でも、額面以上で見られることはあります。

ただし、一般的な使用済み品は、数十円〜数百円程度にとどまるケースが多いです。withnewsでは、日本貨幣商協同組合のカタログをもとに、並品の例として昭和26年が50円、昭和32年が80円、昭和33年が100円、昭和27〜30年は額面通り10円と紹介されています。【出典6】

使用済みを見るときの目安
財布から出てきた使用済みの1枚が、いきなり何万円にもなる可能性は高くありません。高額になるのは、完全未使用品、鑑定付きの高評価品、エラー品、保存状態が非常によいものなど、条件がかなり限られます。

昭和26年のギザ十は当たり?初年度で注目されやすい

昭和26年のギザ十は、初年度にあたる年号として注目されやすいです。

初年度というだけでコレクター心理に引っかかりやすく、未使用品や状態のよいものなら評価されやすい年号です。ただし、使用済みで摩耗や変色が強い場合は、過度な期待は禁物です。

昭和26年を見つけたら、まずは表面の光沢、文字のくっきり感、平等院鳳凰堂の線、側面のギザの残り方を見てください。

昭和27年のギザ十は高い?使用済みは過度な期待に注意

昭和27年のギザ十は検索されることが多い年号です。

「昭和27年 鳳凰」と調べる人もいますが、10円青銅貨の表面に描かれているのは平等院鳳凰堂です。図柄としては魅力がありますが、使用済みで流通感が強いものは高額になりにくいです。

未使用に近い状態なら別ですが、一般的な使用済みなら、額面に近い評価になることもあります。

昭和28年のギザ十はレア?状態重視で見たい年号

昭和28年のギザ十も、基本は状態重視です。

日本銀行の資料では、10円青銅貨は昭和28年に発行開始とされています。昭和26年に制定・製造開始され、昭和28年に発行されたという流れを知ると、昭和28年にも歴史的な意味が見えてきます。【出典5】

ただし、相場としては、昭和32年や昭和33年ほど注目される年号ではありません。使用済みなら、年号だけでなく状態を見て判断するのが大事です。

昭和29年のギザ十は価値がある?使用済みは額面寄りになりやすい

昭和29年のギザ十は、「昭和29年 使用済み」で検索されやすい年号です。

結論から言うと、使用済みの昭和29年は、高額になりにくい年号です。もちろん、未使用に近い美しい状態なら評価が変わる可能性はあります。ただ、財布や貯金箱から出てきた一般的な状態なら、額面に近い扱いになることもあります。

ここは期待しすぎず、状態がよければ保管しておく、という距離感がちょうどいいです。

昭和30年のギザ十は売れる?状態がよければ確認したい

昭和30年のギザ十は、昭和27年〜29年より注目されることがあります。

発行枚数の面では、昭和32年・昭和33年ほどではありませんが、比較的見てもらいやすい年号です。ただし、やはり状態が大切です。

表面の黒ずみが強いもの、図柄がぼんやりしているもの、文字の角が丸くなっているものは、評価が伸びにくくなります。

昭和30年なら、「状態がよければ確認したい年号」と考えるとわかりやすいです。

昭和32年のギザ十は当たり?14万円超えで注目された年号

昭和32年は、今回の14万5625円落札で特に注目された年号です。

昭和32年のギザ十は発行枚数が5000万枚とされ、他の多くの年号より少ないことが価値の理由として語られます。【出典3】

ただし、14万円超えとして話題になった落札品は、PCGS鑑定でMS66RDの評価が付いた未使用品でした。一般的な使用済みの昭和32年とは、保存状態も評価基準も違います。

それでも、昭和32年のギザ十を見つけたら、一度確認する価値はあります。すぐに使わず、摩耗や光沢を見ておきたい年号です。

昭和33年のギザ十は一番高い?8万2000円の落札例もある年号

昭和33年は、ギザ十の中でも人気が出やすい年号です。

昭和33年は発行枚数が2500万枚とされ、昭和32年よりさらに少ない枚数です。【出典3】

また、財務省の通常貨幣一覧では、ギザあり10円青銅貨は昭和26年〜昭和33年の貨幣として掲載されています。つまり、昭和33年はギザ十の最後期にあたる年号です。【出典4】

今回確認した銀座コインの落札価格一覧でも、Lot517は8万2000円で落札されています。【出典1】
カタログPDFでは、Lot517は「10円青銅貨 昭和33年 PCGS(MS66RD) 未使用品」と記載されています。【出典2】

昭和33年でも、状態と鑑定評価がそろうと高値がつくことがわかります。

ただし、使用済みでも必ず高額になるわけではありません。図柄がはっきり残っていて、傷が少なく、全体の印象がよいものほど評価されやすくなります。

使用済みのギザ十の見分け方

使用済みかどうかは、まず表面の状態を見るとわかりやすいです。

見るポイントは、光沢・傷・摩耗・汚れです。未使用に近いギザ十は、表面にツヤが残っていて、平等院鳳凰堂や数字の「10」、年号の文字もくっきり見えます。一方、使用済みのギザ十は、長く流通しているため、表面に細かな傷が入っていたり、文字や図柄の角が丸くなっていたりします。

使用済みを見るポイント

  • 平等院鳳凰堂の細かい線がはっきり残っているか
  • 「十円」「10」「日本国」の文字がつぶれていないか
  • 年号の数字が読みやすいか
  • 側面のギザギザがすり減っていないか
  • 表面に黒ずみ、くすみ、手あかのような汚れがあるか
  • 全体に細かな擦り傷が多くないか

つまり、使用済みかどうかは「古いかどうか」ではなく、流通でどれだけ傷んだかを見る話です。

昭和33年のギザ十でも、文字がくっきりしていてツヤが残っているものと、全体が黒ずんで図柄がぼんやりしているものでは評価が変わります。年号が同じでも価値が変わるのは、このためです。

ギザ十価値ランキング|注目されやすい年号は?

使用済みも含めて、注目されやすい年号を並べるなら、次の順番で考えるとわかりやすいです。

1位:昭和33年

発行枚数が少なく、ギザ十の最後期でもあるため注目されやすい年号です。第127回入札誌「銀座」でも、PCGS(MS66RD)の未使用品であるLot517が8万2000円で落札されています。【出典1】 【出典2】

2位:昭和32年

2026年の14万5625円落札で注目度が高まった年号です。高額落札品は完全未使用品相当の鑑定品でしたが、昭和32年自体も見逃したくない年号です。

3位:昭和26年

初年度として人気があります。未使用品や状態のよいものなら評価されやすい年号です。

4位:昭和30年

昭和27年〜29年より注目されることがあります。状態がよければ見てもらう価値があります。

5位:昭和27年・昭和28年・昭和29年

検索は多いですが、使用済みでは高額になりにくい年号です。ただし、未使用に近い状態なら評価が変わる可能性があります。

ギザ十を売る前にやってはいけないこと

ギザ十を見つけたとき、つい「きれいにしたほうが高く売れるのでは?」と思うかもしれません。

でも、これは避けたほうが安全です。

硬貨は、表面の状態そのものが評価対象になります。自己流で磨くと、細かな傷がついたり、不自然な光り方になったりして、かえって価値を下げる可能性があります。

売る前に避けたい行動
・磨く
・洗剤で洗う
・金属ブラシでこする
・複数枚を袋の中で雑にまとめる
・フリマやオークションの最高額だけを相場だと思い込む

ギザ十は、きれいに作り直すものではありません。見つけた状態のまま保管し、必要なら専門店や買取業者に見てもらうのが無難です。

ギザ十は今でも使える?

ギザ十は、現在でも10円として使えます。

財務省の通常貨幣一覧にも、十円青銅貨幣(ギザあり)は掲載されています。現在発行されている10円玉とは側面の仕様が違いますが、通用する貨幣として扱われます。【出典4】

ただ、昭和26年・昭和32年・昭和33年などのギザ十を見つけたなら、すぐ使ってしまう前に年号と状態を一度見ておきたいところです。

10円としては10円。けれど、コレクター目線では少し違って見えることがあります。

よくある疑問

ギザ十で一番高い年号は?

注目されやすいのは昭和26年・昭和32年・昭和33年です。特に昭和32年は、PCGS鑑定でMS66RDの評価が付いた未使用品が手数料込み14万5625円で落札され、話題になりました。また、昭和33年のPCGS(MS66RD)未使用品であるLot517も8万2000円で落札されています。ただし、使用済みの場合は年号だけでなく状態によって価値が大きく変わります。

昭和32年のギザ十は使用済みでも14万円になる?

一般的な使用済み品が14万円になる可能性は高くありません。話題になった14万5625円のギザ十は、昭和32年発行で、PCGS鑑定のMS66RDという高評価が付いた未使用品でした。使用済みとは評価の土俵が違います。

昭和33年のギザ十は使用済みでも価値がある?

昭和33年は発行枚数が少なく、注目されやすい年号です。ただし、使用済みで摩耗や変色が強い場合は、高額にならないこともあります。文字や図柄がはっきり残っているかを確認したいところです。

昭和29年のギザ十は高い?

昭和29年のギザ十は検索されやすいですが、使用済みでは高額になりにくい年号です。未使用に近い状態なら評価が変わる可能性はありますが、一般的な使用済みなら額面に近い扱いになることもあります。

ギザ十は磨いたほうが高く売れる?

磨かないほうが安全です。硬貨の表面に傷がつくと、価値が下がる可能性があります。汚れが気になっても、自己流でこすらず、そのまま保管するのが無難です。

ひとことで言うなら
ギザ十の価値は、年号と状態で大きく変わります。
高額落札されたギザ十は、年号だけでなく、完全未使用品相当の状態と鑑定評価がそろった特別な1枚です。

まとめ

ギザ十の価値は、年号と状態で大きく変わります。

2026年に話題になった昭和32年のギザ十は、PCGS鑑定のMS66RDという高評価が付いた未使用品で、落札価格12万5000円、手数料込み14万5625円でした。さらに、同じ第127回入札誌「銀座」では、昭和33年のPCGS(MS66RD)未使用品であるLot517も8万2000円で落札されています。

つまり、高額になった理由は「ギザ十だから」だけではありません。昭和32年・昭和33年という注目年号に、完全未使用品相当の状態、第三者鑑定、RD評価が重なった特別な1枚だったわけです。

一方で、財布や貯金箱から出てきた使用済みのギザ十は、数十円〜数百円程度にとどまるケースも多いです。

それでも、昭和26年・昭和32年・昭和33年は確認する価値があります。見つけたら、まず年号を見る。次に、光沢や傷、図柄の残り方を見る。そして、状態がよさそうなら磨かずに保管する。

期待しすぎない。でも、見逃さない。
ギザ十を見るときは、この距離感がいちばん現実的です。

情報ソース

注意書き:ギザ十の価格や買取相場は、年号、保存状態、鑑定の有無、買取店の基準、市場の需要によって変わります。売却を検討する場合は、最新情報を公式サイトや各買取店、専門業者で確認してください。

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