ゼロからわかるマイナ保険証とは?マイナンバーカードとの違いとスマホ対応まで解説

ライフ
記事内に広告が含まれています。

ゼロからわかるマイナ保険証とは?マイナンバーカードとの違いとスマホ対応まで解説

「お財布から“保険証”が消える日、その準備はもうできていますか。」

ある平日の夜、急な腹痛で近所の病院に駆け込んだAさん。受付でこう聞かれました。
「健康保険証か、マイナ保険証はお持ちですか?」
マイナンバーカードなら持っている。でも、“マイナ保険証”と言われるとピンとこない──。
2024年12月以降、日本の健康保険の「入口」は大きく変わりました。

このページでは、マイナ保険証とは何か/マイナンバーカードと何が違うのか/いつから必要なのか/スマホやiPhoneでも使えるのかを、
いま(2025年11月時点)の最新情報をもとに、できるだけやさしく整理していきます。


ABEMA

マイナ保険証とは何ですか?いちばんやさしい定義

まず最初に結論から言うと、「マイナ保険証」という名前のカードが別にあるわけではありません。
厚生労働省は、マイナ保険証を
「健康保険証の利用登録がなされたマイナンバーカード」
と説明しています。

つまり、

  • カード本体:マイナンバーカード
  • そのカードに載せる機能:健康保険証として使うための登録(=マイナ保険証)

という関係です。
スマホに「アプリ(機能)」を後から入れるイメージに近くて、同じカードでも、登録すれば“マイナ保険証”、登録していなければ“ただのマイナンバーカード”というわけですね。

「カードは同じなのに、受付で扱われ方が違う――それがマイナ保険証です。」

マイナンバーカード本体との違いをひとことで

マイナンバーカードは、もともと

  • 顔写真付きの公的な本人確認書類
  • コンビニで住民票などを発行できるカード
  • オンライン行政手続きに使う「カギ」

といった用途のために作られたカードです。
そこに「健康保険証として使う」ための利用登録をすると、保険証の資格情報とひもづいて、病院や薬局で保険証として使える状態=マイナ保険証になります。

従来の健康保険証との違い・変わること変わらないこと

従来の紙の健康保険証との大きな違いは、資格情報がオンラインで最新化されることです。

  • 就職・転職・引越しをしても、保険者側の手続きが済めば、カードを作り直さなくても最新の情報で受診できる
  • 資格喪失後の「うっかり受診」を防ぎやすい

一方で、窓口での自己負担割合(1割・3割など)が変わるわけではありません
「マイナ保険証にしたら医療費が高くなる」という誤解もよく見かけますが、制度としては別の話です。


いつから必要?健康保険証廃止のスケジュールを整理(2025年11月時点)

ここがいちばん日付の情報がややこしいところなので、タイムライン形式で整理します。

  • 2024年12月2日:従来の健康保険証の新規発行が終了
  • 〜2025年12月1日:すでに発行されている健康保険証は、印字された有効期限の範囲内で利用可能(最長で2025年12月1日まで)。
  • 2025年12月2日以降:制度上は、マイナ保険証か「資格確認書」で受診する仕組みに完全移行。

デジタル庁の最新の案内でも、「2025年12月1日に全ての健康保険証の有効期限が切れ、12月2日以降は従来の健康保険証は利用できなくなる」と説明されています。

一方で、2025年11月12日付の厚労省事務連絡では、移行期の混乱を避けるための暫定措置として、2026年3月末までは従来の健康保険証も受診に使えると通知されています。

つまり、

  • 制度上の有効期限:2025年12月1日まで
  • 移行期の現場対応(暫定措置):2026年3月末まで使えるケースがある

という二重構造になっています。
一見矛盾しているように見えますが、「印字上の有効期限」と「窓口で受け付けてもらえる期間」に差があると理解しておくとスッキリします。

いちばん大事なのは、あなたが加入している健康保険(協会けんぽ・健保組合・国保など)が出しているお知らせを必ず確認することです。
わからない場合は、保険者のコールセンターに「自分の保険証はいつまで使えるのか」を問い合わせておきましょう。

「“よく分からないから後回し”が、いちばん損をする選択かもしれません。」


マイナ保険証を使うと何が便利?メリットの“入口だけ”整理

メリット・デメリットの詳細は別記事で深掘りしますが、ここでは「マイナ保険証って何のためにあるの?」が分かる程度に要点だけ押さえます。

  • 最新の保険資格情報で受診できる
    転職・引越し後の「古い保険証で受診してしまった」「払い戻しがややこしい」といったトラブルを減らせます。
  • 薬剤情報・特定健診情報を共有できる(同意した場合のみ)
    服薬の重複や飲み合わせのチェックに役立つため、特に持病のある方にはメリットが大きいです。
  • 高額療養費の一時立て替えが原則不要に
    一定の条件を満たせば、窓口での支払いが自己負担限度額までになる仕組みが整いつつあります。

逆に、個人情報の扱い・システム障害時のリスク・カード紛失時の不安など、気になる点も当然あります。
ここは「マイナ保険証のデメリットは本当に“しかない”のか?」をテーマにした別記事で、賛否どちらの意見も踏まえて整理していきます。


マイナ保険証の登録方法は3パターンだけ(ざっくり)

具体的な登録手順は別記事で詳しく解説しますが、「どこで登録できるのか」だけ先に押さえておきましょう。

  1. 医療機関・薬局の窓口で登録
    顔認証付きカードリーダーが置いてある医療機関・薬局で、マイナンバーカードをかざして登録できます。
  2. マイナポータルからオンライン登録
    スマホやパソコンで「マイナポータル」にログインし、「健康保険証利用の申し込み」メニューから登録する方法です。
  3. セブン銀行ATMなどで登録
    対応ATMにマイナンバーカードを入れて、画面の案内に沿って手続きすると登録できます。

この登録は一度やってしまえばOKで、毎回手続きし直す必要はありません。
細かい画面の操作方法や、スマホなし・子供・新生児の場合の手順は、別記事「マイナ保険証の作り方・登録方法完全ガイド」でくわしく解説していきます。


スマホ・iPhoneで使える?マイナ保険証のスマホ対応最新事情

「スマホだけで受診できるって聞いたけど、本当?」という質問もよくもらいます。
2025年9月19日から、スマートフォンをマイナ保険証として利用する仕組みが、対応する医療機関・薬局で順次始まりました。

仕組みとしては、

  1. マイナポータルアプリから、マイナンバーカードの電子証明書をスマホに登録する
  2. 対応医療機関の受付で、スマホをカードリーダーにかざす
  3. 画面の案内に従って本人確認(パスコードや生体認証など)を行う

という流れです。
マイナンバーカード本体を取り出さなくても、スマホだけで受付が完了するイメージですね。

iPhone/Androidの対応状況

2025年11月時点では、

  • iPhone:一定の機種・iOSバージョン以上で対応
  • Android:おサイフケータイ機能などを備えた対応機種で利用可能

となっています。対応機種は変わる可能性があるため、最新の対応端末一覧は厚生労働省またはマイナポータルの公式ページで確認してください。

また、スマホでのマイナ保険証利用に対応していない医療機関・薬局もまだ多いのが現状です。
しばらくのあいだは、

  • マイナンバーカード本体
  • スマホのマイナ保険証

どちらでも使えるようにしておくのが安心です。


子供・高齢の家族のマイナ保険証はどうなる?

「自分はともかく、子供や高齢の親はどうしたらいい?」という相談もよくあります。

  • 子供
    原則として、15歳未満でもマイナンバーカードを作成できます。カードの管理やマイナ保険証の利用は保護者が行う想定です。
    まだカードを作っていない場合は、短期的には「資格確認書」で受診し、必要に応じてマイナンバーカードを作るか検討する流れになります。
  • 高齢者
    本人がカードや暗証番号を管理するのが難しいケースでは、家族や介護施設の職員などによるサポートが前提になります。
    無理にマイナ保険証を使わず、資格確認書を活用する選択肢も公式に用意されています。

どちらの場合も、「必ずマイナ保険証にしないと医療にかかれない」わけではなく、資格確認書というバックアップ手段があることを知っておくと安心です。


マイナ保険証に関するよくある誤解とホントのところ

「カードを落としたら、医療情報が全部見られる?」

いいえ。マイナンバーカード本体のICチップには、病歴や検査結果といった医療情報は保存されていません。
カードに入っているのは、本人確認や保険資格をオンラインで確認するための「鍵」のような情報です。

「同意しないと勝手に医療情報を見られる?」

こちらも心配されるポイントですが、薬剤情報や特定健診情報を医療機関が閲覧するには、毎回あなたの同意が必要です。
同意しないかぎり、過去の情報が共有されることはありません。

「マイナ保険証を作らないと、2025年12月以降は病院に行けない?」

マイナ保険証を作らなくても、加入している保険者から「資格確認書」が送られてきます
それを持っていけば、これまで通り保険診療を受けられます(申請は原則不要)。
ただし、資格確認書は紙なので紛失リスクが高い・更新のたびに送られてくるといったデメリットもあるため、自分のライフスタイルに合う方を選ぶイメージです。


FAQ|マイナ保険証とは?に関するよくある質問

Q1. マイナ保険証を作らないと、将来的に不利になりますか?

マイナ保険証を作らなくても、資格確認書で受診できるため、医療にかかれないという意味での不利はありません
ただし、薬剤情報の共有や高額療養費の一時立て替え不要といったメリットは受けられないため、
「どこまでデジタルを活用したいか」で選ぶことになります。

Q2. 一度マイナ保険証にしたら、もうやめられませんか?

マイナ保険証の利用は、後から停止することも可能です。
マイナポータルや窓口で手続きができますので、「まずは使ってみて、合わなければやめる」という選択もできます。

Q3. スマホでマイナ保険証を使う場合、マイナンバーカード本体はもういりませんか?

2025年11月時点では、しばらくマイナンバーカード本体も持ち歩いておく方が安心です。
対応していない医療機関・薬局もあることや、スマホの故障・電池切れなどを考えると、当面は「二刀流」で考えておきましょう。

Q4. 子供や高齢の親のマイナ保険証は、家族が代理で使えますか?

代理利用の可否や具体的な方法は、医療機関や保険者によって異なる部分があります。
基本的には、保護者や介護者がマイナンバーカード・暗証番号の管理をサポートしつつ、難しい場合は資格確認書を使うという運用が想定されています。


情報ソース・参考リンクと注意書き

本記事の内容は、以下の公的機関・専門記事などをもとに、2025年11月時点の情報を整理したものです。

【注意書き】
制度やスケジュールは、今後の法改正・運用変更などにより変わる可能性があります。
最新の情報や、ご自身の加入している健康保険の有効期限・手続きについては、必ず厚生労働省やデジタル庁、加入している保険者(協会けんぽ・健康保険組合・市区町村国保など)の公式情報をご確認ください。



コメント

タイトルとURLをコピーしました